関節ねずみ・関節内遊離体の具体的な症状と治療方法について

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関節ねずみの具体的な症状について

膝の痛みを引き起こす症状の一つに「関節ねずみ・関節内遊離体(かんせつないゆうりたい)」 という症状があります。

関節ねずみは文字通り、関節の中でねずみがウロチョロ動き回って悪さをすることから、この名前が付けられました。

このページでは関節ねずみが引き起こす膝の痛みについて解説します。

 

◆関節ねずみになっている可能性が高いとみていい症状

膝の痛みのなかで下記のような症状が見られる場合は関節ねずみを発症している疑いが非常に高いです。

 

・急に、膝の曲げ伸ばしができなくなって、冷や汗がでるくらい膝に鋭い痛みを感じる
・膝の関節のなかに何か挟まっているような感じがして、動かしずらくなった(不快感を伴う)

 

上記の特徴以外にも、関節の不安定感、運動・スポーツ時の強い痛み(脱臼したような感覚)、膝に水がたまる(関節水腫)などの症状が現れることが多いです。

とくに膝が強い痛みと共にガクッと外れるような症状が現れたときは、関節の中に骨片が剥がれている可能性が高いです。

骨片をそのまんま放っておくと、半月板や関節包などを傷つけてしまうことになるので、早めに病院(整形外科医院)で診察してもらいましょう。

 

◆関節ねずみになる原因と特徴

関節ねずみとは、関節軟骨の一部が剥がれた骨片(カス)が関節を遊離して、関節液を取り囲みながらダルマ状に大きくなっていくものです。

関節ねずみは膝関節以外にも肘にも多く発生し、野球選手のピッチャーも関節ねずみで悩まされることが多いです。(日本人メジャーリーガーのダルビッシュ有投手や、同じくメジャーリーグで活躍していた松坂大輔投手も、関節ねずみを取り除く肘の手術を受けています。)

関節ねずみは関節軟骨の剥離によって起こる症状なので、剥がれた軟骨を手術で掃除して、手術後は軟骨への負担を無くすためのリハビリテーション(膝周りの筋力トレーニングやストレッチ)が必要になります。

剥がれた関節軟骨の破片は、ネズミのように関節内を動き回るため非常に強い痛みを伴います。

破片の量が多くなると、膝関節の間にはさまったり、靭帯や半月板などの組織を傷つけたりして、膝関節に激しい痛みが現れます。

破片が関節液の養分を取り囲みながら段々大きくなると、ダルマ状の骨片が出来上がります。

遊離体が関節内に挟まってしまうと、膝が曲げ伸ばしできなくなるロッキングという症状が起こります。

遊離体が関節から外れるとロッキングが無くなり一時的に曲げ伸ばしできるのですが、また遊離体が関節内に挟まってロッキングが起きるので手術で完全に取り除く必要があります。

早めに手術でカケラを取り除かないと、遊離体が関節内の軟骨や組織を傷つけて変形性膝関節症になりやすいので、出来るだけ早く手術をする必要があります。

関節ねずみが大きくなると1cm~3cmほどのサイズになるので、組織を傷つける前に出来るだけ早く取り除くことが大切です。

【原因】

↑骨片が関節液を取り囲んでダルマのように大きくなった写真

関節ねずみが発生する主な原因は、スポーツや事故などによる外傷からのものと、長期的な膝関節の酷使による関節軟骨の劣化のものとがあります。

関節ねずみは骨の破壊や変形の結果として起こりやすく、様々な膝関節の病気や障害で確認されています。

とくに変形性膝関節症から関節ねずみを発症する人が多く、変形性膝関節症以外にも、離断整骨軟骨炎や半月板損傷、滑膜性骨軟骨腫症、シャルコー関節症、結核性関節炎などが関節ねずみと関連しています。
【関節ねずみ(関節内遊離体)を発症しやすいスポーツ】

サッカー(膝)、フットサル(膝)、ラグビー(膝)、野球(肘)、ソフトボール(肘)、テニス(肘&膝)、ゴルフ(肘)、バスケットボール(膝)など

◆関節ねずみの診断、治療、再発予防

【診断】

関節ねずみの有無を判断するには問診や触診で膝の痛みやロッキングの状態を確認する必要があります。
関節ねずみが疑われる場合はX線撮影(レントゲン)やMRI検査などの画像診断で骨片(カケラ)の有無を確認します。

X線撮影やMRI検査をしても隠れて画像に出てこない場合もあるので、画像診断で骨片を確認出来ないこともあります。

【治療】

関節ねずみを取り除くには関節鏡を使った手術が必要になります。

↑内視鏡をひざ関節に差し込む内視鏡手術

浮遊体(かけら)が数ミリと小さくロッキングが解消された場合は手術しないで様子をみることもあります。

ですが基本的には手術を行なって痛みやロッキングの原因となっているカケラを取り除いていくことが殆どです。

関節ねずみの除去手術(関節鏡視下手術)は光ファイバーを使った直径1~4mmの細いカメラや器具を関節内に挿入して行います。

関節鏡視下手術は通常の手術に比べて、切開する傷口が小さくて済むので、手術後のリハビリがすぐにスタートでき、社会復帰への時間も短縮できます。

手術時間は遊離体の量や関節軟骨のカスがどれくらいあるかで変わってきますが、平均的な手術時間は1時間前後です。

【再発予防】

一度、関節ねずみを取り除いてしまえば、今までに悩んでいたロッキングが解消され、膝の痛みが無くなります。

もちろん、手術後にカメラを入れた傷口が痛み、しばらくは膝が腫れて痛みを感じますが、担当医師の許可がでればすぐにリハビリがスタートできます。

膝の状態によって社会復帰への時間は前後しますが、大抵の場合、数日間程度で問題なく動けるようになります。

関節ねずみ以外に、半月板損傷などが同時に生じた場合は、リハビリの時間が長くかかるため松葉杖を使うこともあります。

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