半月板損傷にPRP(多血小板血漿)療法は、どこまで有効なのか?

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大変にご無沙汰していました。膝痛治療家の水田です。

半年以上ブログの更新が止まっていましたが、また再開していく流れになりました。

LINE@への膝痛に関する悩みやご相談等は毎日頂いていまして、そのなから必要とされる記事ネタが上がってきましたので、早速記事を更新させていただきます。

本日のテーマはPRP療法についてのお話です。

都内にお住まいの中高年男性の方が半月板損傷で苦しまれていて、PRP療法を検討されていました。

PRP療法というのは再生医療のなかの1つの療法です。

自分の血液を採血し、遠心分離機にかけたときに、血小板(多血小板血漿)を取り出すことができます。

採血した血液を遠心分離機にかけると、欠血小板血漿、多血小板血漿、赤血球の3つに区分されていくのですが、PRP療法では多血小板血漿が使われます。

血小板のなかには、物凄く再生効果が期待できる力(成長因子を放出する力)が潜んでいます。

なので、傷ついた組織に血小板を注入することによって、炎症が緩和されて組織の回復が始まります。

近年、スポーツ選手などが積極的にPRP療法を取り入れ、競技への早期復帰を実現させていることで、PRP療法が一般化していく動きが加速化してきました。

PRP療法のメリットとデメリットについて

再生医療のなかでもPRP療法は、限りなく安全な再生療法だと言えます。

まず第一にPRP療法では、自分の血液(自己血)を使用します。

通常、輸血などでは肝炎や肺炎などの感染症のリスクが大いにありますが、PRPでは自分の血液を使うため感染症のリスクが限りなくゼロに近づきます。

強いてデメリットをあげるとすれば、多血小板血漿を取り出すときに外部の空気に触れると、雑菌などが混入してしまう可能性があるということです。

ただし、血液成分の分離用キットを使用すれば、外気に一切触れることなく検査ができるので、この問題も解決できると言っていいでしょう。

半月板損傷にPRP療法は、どこまで期待できるのか?

日本では、PRP療法がスポーツ選手やアスリートに使用されるようになったのは最近のことですが、海外では今からもう18年くらい前にはPRP療法が盛んに行われるようになっています。

PRP療法を実際に実践して、大きな結果が生まれているのは筋や腱の炎症に対してです。

とくにアキレス腱炎、手首の腱鞘炎、肩関節周囲炎、テニス肘などはPRP療法と相性がよく、痛みの改善に大きな期待ができることをPRPを取り入れている医師自身が実感しています。

では、半月板損傷にたいしてはPRPはどこまで期待できるものなのでしょうか?

通常、半月板は丈夫な軟骨で形成されていて、普段は関節液から栄養を吸収しています。

そのため、よほどのことが起きない限り、半月板が損傷するようなことはありません。

しかしながら、度重なる膝関節への衝撃やひねりや加重などが起きることで、半月板が断裂したり、めくれあがったりします。

そうなると半月板自体の自己治癒能力が劇的に下がってしまって、自然に再生することができなくなります。

そこで、PRP療法が期待されるわけなのですが、半月板損傷の場合は筋肉や靭帯の炎症などと違って、回復するまでにある程度の時間を要します。

筋肉や靭帯の炎症であれば、範囲が狭いため、筋や靭帯の付着部に局所的にPRPを注入すれば早期で回復していきます。

ですが、半月板損傷の場合は半月板の問題だけでなく、膝関節全体の組織のダメージの問題も考える必要があります。

半月板が損傷すると膝関節全体のバランスが崩れ、関節包や滑液などの組織に炎症が起こるようになるからです。

なので、半月板損傷へのPRP療法は筋肉や靭帯の炎症に比べれば、改善するまでにある程度の時間が必要になるかもしれません。

もちろん、PRP療法を実践することで、半月板損傷の再生は期待できます。

ヒアルロン酸注射やステロイドなどの保険診療で結果が出なかった方は、保険診療外のPRP療法を実践してみる価値は大いにあると思います。

ステロイド注射や消炎鎮痛剤の長期使用は靭帯、筋肉、骨の弱体化に繋がることが報告されています。

特にスポーツ選手は痛み止めとしてステロイドを使用する場合は注意が必要です。

ステロイドによる副作用で靭帯や腱などの組織が弱って、二次的に断裂を引き起こすリスクが高くなることも分かっています。

そういった意味でも、PRP療法は組織の炎症を副作用なしで修復してくれるので体にも優しい再生医療なのが理解できます。

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