膝の痛みで悩まされたとき、近所の整形外科ではなく、ちゃんとした膝の専門医に診察してもらったほうが良いのではないか?

膝痛を経験したことがある人なら、膝痛専門外来での診察を一度は考えることがあると思います。

ということで、今回は膝に痛みが起きたときに、近所の整形外科ではなく、膝痛専門外来に行くべきかどうかについてお話させていただきます。

膝に痛みが出現したら、専門外来に行く前にアイシングを!

膝が急に痛くなったときに、まず最初に確認しておくことがあります。

それが、膝の痛い部分が腫れていないかのチェックをすることです。

膝が腫れているときというのは、熱感を持っていたり、赤く腫れ上がったりしています。

膝関節の中で炎症状態が続くと、膝を冷やすために関節液が分泌されて水が溜まります。

水が溜まると、重だるい痛みが出現し、関節の曲げ伸ばしなどが上手くできません。

無理に痛みを我慢して動かそうとする人がいますが、症状が悪化したり、関節のなかにある組織が傷ついてしまうことがあるので絶対に避けてください。

1.患部の状態をスマートフォンで撮影しておく

とにかく、まずは膝全体の様子をスマートフォンなどで撮影しておきます。

写真を撮るのは、整形外科医に膝の様子を肉眼的に確認してもらうためです。

2.アイシングの基本は氷で冷やすこと

そして、悪化させないために、すぐに氷を使ってアイシングを行います。

できるだけ多くの氷を袋や氷嚢にいれて、膝全体を包み込むように冷やすのがアイシングのポイントです。

炎症を緩和させるために、必ず保冷剤ではなく、氷を使用するようにしてください。

保冷剤だと氷点下で急激に冷やされて、炎症を緩和させることが難しくなるので氷でお願いします。

冷凍庫のなかに氷のストックがなかったり、作るのに時間がかかるときにだけ保冷剤を使用してください。

アイシングの目安時間は、個人の体質や炎症状態の度合いによって異なりますが、最低20分~30分は冷やすようにしましょう。

3.冷やしている間は伸縮性包帯やサラシなどを使って適度に圧迫する

膝を冷やすときは、伸縮性の包帯などを使用します。

膝の下から太ももにかけて下から上に均一の圧力で巻いていきましょう。

アイシングの時間は20分~30分が目安です。

アイシングの時間が消化されたら、いったん氷をはずして、伸縮性包帯のみで均一に圧迫します。

圧迫の加減ですが、あまりに強く巻きすぎると血流が完全に流れなくなります。

なので、少し強めの力で均一に巻く程度にしてください。

膝の痛みがマシに感じられてきたら、病院を決める

冷却と圧迫を繰り返していれば、少しは膝の痛みも緩和してきます。

痛みがマシになっているうちに、診察してもらう病院を選びましょう。

膝痛の専門外来が自宅から近い距離にあれば、間違いなく専門外来に行ったほうがいいです。

ですが、専門外来が家から遠い場所にあったりする場合は、近所の整形外科でも構いません。

誰かの協力を得て車を出してもらえたり、タクシーを使うことができるなら、膝の専門外来を受診されることをおすすめします。

車に乗っているあいだも、膝の炎症を軽減させるためにアイシングするようにしてください。

重い膝の痛みは専門外来を、軽い場合は近所の整形外科でもOK!

一般的な整形外科よりも、膝痛の専門外来のほうが圧倒的にいい理由、それは膝関節の症例にたいして数多くの知見や実績を持っているドクターに診てもらえるということです。

やはり、膝痛の専門外来に在籍しているドクターは的確な診察をしてくれる可能性が高いと言えます。

ただし、膝の専門医も我々と同じ人間です。

気分にムラがあったり、的確な診察ができない場合もあり得るので、定評のある病院や医師選びが大切になってきます。

運に身を任せることもできますが、前もって準備をしておいたほうが良いのは間違いありません。

病院選びに失敗したくない気持ちが強い場合は、近所の整形外科でレントゲン撮影などの画像診断をしてもらってから、後日、膝の専門外来に行くという方法もあります。

やはり時間があるほうが、多くの情報を調べることができるので、自分に合った選択をしてください。

個人的な意見を言わせていただくと、軽い膝の痛みの場合は近所の整形外科クリニックで良いかと思います。

膝に水がたまったり、膝の関節の曲げ伸ばしができないような重い症状ならば、有無を言わず専門外来で診てもらうようにしてください。

ただし、専門外来などの大きな病院を受診する場合に1つだけ注意点があります。

それが診察までにかかる待ち時間です。

予約をとっていなかったり、紹介状などがない場合は、診察までに膨大な時間がかかることが往々にしてあります。

なので、ある程度覚悟を決めたうえで、専門外来を受診するか、紹介状を近所の整形外科で書いてもらってから後日受診するなどしてください。

膝痛の専門外来と一般的な整形外科との大きな違い

膝痛の専門外来には、変形性ひざ関節症や半月板損傷などを含む数多くの症例に対応できる医師が在籍しています。

触診の技術であったり、レントゲンやMRIでの画像診断技術なども、一般的な整形外科と比較して的確である可能性が高いです。

MRIは小さいクリニックや整形外科には置いていませんが、専門外来にはMRIが設備されているため、MRIによる画像診断を実施することができます。

病院によってはMRI撮影の予約が埋まっていて当日に撮影ができないこともあります。

なので、MRIが当日に撮影することができかどうか、あらかじめ電話で確認しておくと良いでしょう。

MRIが当日に撮影できない場合は、近所の整形外科を受診して紹介状を書いてもらってから、MRIの撮影日も併せて診察してもらうのも1つの方法かもしれません。